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ホルモンバランスと汗

◇ホルモンバランスと汗

・動いていないのに汗をかく

運動をした後でもないのに、突然ぶわーーーーーっと体が熱くなり、汗がどっと噴き出す。
常に体が火照っている感じで、体温調節も大変です。

また緊張すると汗が出るということもあります。足の裏とか脇の下とか局所的に汗をかきます。

中医学では汗は、心の液とも言われ、「心・しん」は精神の「神・しん」の意味も含みます。

つまり精神的な汗もある、ということです。

本来、汗とは、体表に集まった熱エネルギーを外へ出すためのものです。
エネルギーとは、「気」のことですが、体温を調節するために汗をかいて体を冷やしているのです。

カゼをひいた時、熱が高い時など、体内に溜まった余計な熱を外へ出すために水分に乗って、「気」は外へ出ていきます。
汗はどこから出ていくのかというと、毛穴です。
この毛穴の開閉はいったいどのようなメカニズムで行われているのでしょう?

毛穴の開閉を担当しているのは皮膚を司る「肺」ですが、「肺」に毛穴開けて~って指示しているのは「心・しん」だと言われています。ですから、「心・しん」が様々なストレスやいろんな原因から生理機能が障害されてうまく働けなくなると、毛穴の開閉もうまくいかなくなることがあるんです。

・原因

運動したわけでも、暑いわけでもなく汗が出る状態を、「自汗・じかん」といいます。
毛穴の開閉、肺や心の活動は、まずエネルギーがなくては行えません。
このエネルギーを「気」と言っているわけですが、「気」が足りないと、どんな生理活動も失調してしまいます。

つまり、「自汗・じかん」は、「気」の不足、エネルギー不足がそもそもの原因であると言えます。これを「気虚・ききょ」といいます。
慢性疾患や病後など、体が弱っている時、過労やストレス、ダイエット、また加齢など「気虚・ききょ」の原因はたくさんあります。
特に更年期には、ホルモンのバランスがとりにくくなります。これは加齢によって、生命力の元である「精」が減っていくことが原因の一つです。
ホルモンとは中医学では「精」のことです。そして「精」は「気」の元でもあります。
なので「精」が減れば、「気」も減ります。
気虚で本来、体内で充実しているはずの「気」が少なくなってくると、体表の毛穴担当の「気」も体内の仕事に出向かざるを得なくなり、そんな時、毛穴の開閉をうまく処理できず、開けっ放しになって、汗がだらだら出るわけです。

・対策

「気虚・ききょ」による毛穴の開閉失調が「自汗・じかん」の主な原因で、いずれもエネルギー不足で仕事が出来ていないので、まず「気」の補充が必要になります。

「気」は主に食べ物から作られるので、食事をしっかりとることが重要です。
また、「気」をつくる臓器、「脾・ひ」をいたわることも必要です。暴飲暴食や睡眠不足、仕事のストレスや心配事、考え事がありずぎると、「脾」を含む消化器系の働きを弱めてしまうので、コントロールが必要です。
また年を重ねると、ホルモンである「精」が減っていくので、それを補うために食事をするわけで、だから食べ物は重要なんですね(^_-)-☆

気を補う食材は、ウナギ、鶏肉、牛肉、長芋、うるち米、棗(なつめ)、クコの実などがおススメです。

人は色々な場面で汗をかきますが、その原因には「心」や「腎」、「肺」「脾」といった臓器や、「気」、「精」さらに年齢、食生活、ストレス、ホルモン、病気の有無など、いろんなことが重なり合って起きる生理現象だということがわかります。
それだけに、たかが汗、ですが、体内環境の一つの表現でもあるということを知っておくといいですね!

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